NY滞在最後の日、今回の旅の大きな目的の一つでもあったフランキーのお墓参りへ、行ってきました。Duke Ellington、Flying Home Hampton、Miles Davis、W.C.Handy、Harold Nicholas(ニコラスブラザースの弟)そして野口英世…と淙々たるメンツの眠るウッドローン墓地は、マンハッタンの北部、ブロンクスにあります。市内からは地下鉄で行くことができ、駅からも近い便利な立地。でも、墓地内がひろ〜〜〜〜〜い。街中のように通りに名前もついていて、墓地内の地図もちゃんとあるのですが、確かにこれ地図がなかったらお目当ての墓にたどり着けません…。
墓地の入り口でフランキーの名を告げると、地図でだいたいの場所を教えてくれます。芝生がきれいでちょうどその日は天気もよくて、なんだかピクニックに来たみたい…と思ってたら「ピクニック禁止」の看板が。もちろん「バーベキューも禁止」です。
お墓のデザインもいろいろで、入り口付近には家型の大きなお墓が。見るとロスチャイルドとかジュリアードさんとか…良さそうな家柄。おそらくこの中に代々眠っているんでしょう。
空港の名前でもおなじみ、1930〜40年代にNY市長を務めたラガーディア氏のお墓。植栽も素敵です。
さらに奥へ進んで行き、ちょっと小高い丘のような辺りに、ありました!フランキーのお墓が…と思ったら、あ、荒らされてる!?
じつはたったいまお隣さんが入居されたそうで、掘り返した直後だったそうです。そのあおりで、フランキーのお花まで横倒しになったり、土かぶってぐちゃぐちゃになってたのでした…ああ、びっくりした。いきなり墓荒らしかと…。
墓石ができるまでには数ヶ月かかるそう。植木鉢に刺してあるようなネームカードにかろうじて「Frankie Manning」の名を発見。そうですね、フランキーまだ新入りでしたね。でもよかった、発見できて。
さてフランキーにご挨拶をすませた後は、有名人墓参り!どうやら音楽畑の人は、フランキーの眠る丘の裏側辺りにかたまってるようです。
マイルスの門のような巨大な墓石は難なく発見。その手前にはこれまたド派手なイリノイ・ジャケー。顔写真入り。ジャケーは2004年没なので、なんかこう、墓石がナウいです。
マイルスのデカすぎる墓石の横にひっそりと、しかし威厳をたたえたコーナーが。…いました。エリントン一家。マイルスのお隣さんです。
そしてそのまたすぐそばにFlying Home。フランキーとはちょっと離れた場所で、よかった…。天国では喧嘩しませんように。
W.C.Handyは、時代が違うせいか、やたら離れた一駅分くらい歩きそうな遥か彼方だったので断念。
最後に野口英世を探そう!ということになったのですが、思いがけずひっそりと佇む墓石。見つけるのに結構時間かかりました。
地下鉄で簡単に来られることもわかったので、墓石ができたらまたぜひフランキーにご挨拶に来たいなあと思いました。(どんな墓石になるんだろう…。やっぱりあの、エアーをやってる写真とか載っけちゃうのかな?)